purpose

情緒研究は、まだ意味として固定される前に立ち上がる気配、揺らぎ、感覚、物や場所に残る痕跡を、観測し、保存し、あとから再び触れられる形にするための試みである。

ここでは、観測記録を「記事」としてではなく、蒐集品、標本、目録項目として置く。読むことや書くことの前に、まず並べること。

what is joucho?

情緒とは、単なる感情ではない。

言葉になる前の内面でもない。

物、記録、場所、時間、音、光、身体、他者との距離のあいだに立ち上がる、まだ意味として固定されていない気配である。

ただし、情緒は「意味になる前」だけに発生するのではない。意味が成立した後にも、意味が剥がれたり、ずれたり、過剰に残響したりするところに発生する。また、意味になる前と後の境界が撹乱されるときにも発生する。

three layers

01 前-意味的な情緒:まだ意味として固定される前の気配、揺らぎ、予感。

02 後-意味的な情緒:意味が成立した後に残る余韻、痕跡、剥がれ、違和感。

03 前後の撹乱としての情緒:意味になる前と後の区別が揺らぎ、混線し、再配置される場面。

method

情緒研究は、気配を定義しきるためのものではない。

消えてしまう前に観測し、標本のように残し、あとから再び触れられる形にする。

だからこのサイトは、論考メディアではなく、軽量なテキストベースの観測記録アーカイブとして作られている。

principles

定義しすぎない。

説明で回収しない。

情緒を感情名に変換しない。

物と記録に残る気配を見る。

ただし、記録で終わらせず、現実へ戻る。

shelves

このアーカイブは、時系列ブログではなく、観測対象ごとの保管庫として設計する。

observer@joucho:~/about$ ls shelves